HUKUROU書斎 Piaoriyongの日常

池袋で牧師をやっています。クリスチャンとして、牧師として日常を綴る

专栏 コラム

我知谁掌管明天(明日を守られるイエスさま)

3月21日,东方航空一架波音737-800NG型飞机在执行昆明—广州航班飞行任务时,于广西梧州境内失联,航班号为MU5735。现已确认,该飞机失事坠毁。机上人员共计132人,其中乘客123人,机组人员9人。目前,搜救处置工作正在展开。 据说有一位女士本来要搭乘这班飞…

試みに気をつけろ(提防试探)

神は人を試みません。サタンは人を試み、その目的は人を神から引き離すためです。ボンヘッファーが書いた牧会に関する人の中で、サタンから受けやすい三つの試みを紹介しています。 一つ目は人が抵抗しにくい試みである。例えば、野心、権力、虚栄心、性欲な…

こころの健康(心灵的健康)

クリスチャンになってからといって、健康的なこころをもっているとはいえない。こころの健康は、体の健康、神との関係、置かれている環境などと密接に関連している。Ryffという人は健康なこころには六つの要素が含まれていると言っている。 自分を受け入れる…

こころのオープンと霊的成長(敞开与成长)

クリスチャンの霊性は自分の霊的な問題と誠実に向き合う必要がある。霊的成長は自分の心をどの程度オープンできるのと関わると思う。牧場の分かち合いの中で、どれだけ自分の心をオープンにして話せるかは、神の前で自分の本当の霊的な問題と向き合う姿勢で…

どのようにトラブルの予防と解決をすべきか(如何预防和面对冲突)

教会と牧場の生活の中で、兄弟姉妹同士のトラブルを避けることができない。一緒に集まり、奉仕をしている中で、意見の違いなどでトラブルに発展する可能性が高い。最近読んだ『牧会の芸術』という本の中で、作者はこのようなアドバイスをしている。 1.良い…

如何に成熟した弟子を育てられるか

上半期の神学校の講義は論文の書き方である。この講義の目的は早めに論文のテーマと方向性を決め、資料を集め、準備を着実に進めるためである。私が選んだテーマは成熟した弟子となる要因である。信仰の成熟を定義することは簡単なことではない。文献を読む…

自分のこころを開いて分かち合う(显露的分享)

毎週牧場の集いで、一週間の生活の分かち合いはとても重要な部分である。一週間の分かち合いは報告ではない。一週間の信仰生活の分かち合いである。神の民の生活は、神が至るところにおいて支配されなければならない。その支配を意識しながら生きるのは、ク…

なぜ聖書勉強だけで弟子を作れないのか(课程为何不能培养门徒?)

最近Greg Ogdenが書いた『Transforming Discipleship』(変化する弟子)という本を読んだ。著者はこの本の中で、イエスの弟子を作る方法は聖書の学びではなく、「関係」を通してであると紹介されている。主イエスと、弟子;パウロとテモテとの間で、「関係」…

レントと3.11(大斋期与3.11)

イースターの前夜から遡り40日間をレントもしくは四旬節と呼ばれる。教会伝統ではキリストの死を黙想し、罪の悔い改めを行う期間としてきた。現在この期間中多くの教会は特別な行事はあまりないが(受難日には礼拝が行われる)、キリストの十字架を黙想する…

「聖霊の中で働く」読書感想

Volfという神学者が書いた「聖霊の中で働く」という本を読んだ。以前にもクリスチャンとして働く意味に関するいくつかの本を読んだ。この本を通して新たに学んだのは、「終末論」の観点からみた働く意味である。作者はまず、マルクスとアダムスミスの観点か…

信仰の自由(信仰的自由)

毎年2月11日は日本の「建国記念日」である。しかし、キリスト教界ではこの日を「信仰の自由の日」として過ごしている。過去の戦争の教訓から、信仰の自由を失った過去があるからこそ、信仰の自由を大切にしようとこの日を定めたと思う。過去の戦争で、国はす…

コロナ禍の牧場の集い(疫情中的牧场聚会)

今年に入り、感染状況の悪化に伴い、すべての牧場がオンラインに切り替わった。ある牧場の牧員はすでにオンライン形式にすっかり慣れていて、普通の牧場の集いの雰囲気さえも忘れたのではないか思う。 オンラインの集会は多くの困難がある。ともに食事ができ…

人に躓きを与えてはならない(不绊倒人)

先週私はある教会の牧師がよく講壇でアメリカ大統領選挙の話をすることにより、少なくない信徒の信仰が弱まったという話を聞いた。この先生は説教の中、祈祷会の中で頻繁にある大統領候補のために祈るだけではなく、教会の信徒にもその主張を押し付けていた…

福音は政治に希望を与える(福音带给政治希望)

アメリカ大統領選挙は多くの疑惑を残したまま終わった。多くの人々はこの結果を受け入れ難いかもしれない。 クリスチャンがもっと関心を寄せるのはキリスト教がアメリカで影響力が衰退し、公共分野で排除されるのではないかと思う。この心配は必然起きると私…

教会を愛する(爱教会)

昨年から世界に蔓延したコロナは多くの教会にも影響を与えた。世界中の教会がオンライン礼拝に切り替わり、礼拝形式に変化をもたらした。先日、ある友人からある統計をシェアしてもらった。このデータはアメリカのBarna Groupが昨年7月に統計したものである…

もしコラナにかかったら(如果得了新冠病毒)

木曜日朝、京都で牧会している神学校の同級生から、教会の信徒一人がコロナにかかり、教会にショックが走り、執り成しの祈りをするようにメッセージが送られてきた。教会の信徒だけではなく、牧師も緊張と不安で包まれたと思う。 コロナの感染状況は日々深刻…

希望を与えるクリスマス(带来希望的圣诞节)

もうすぐ2020年のクリスマスを迎える。今年は例年と違って、世界的なパンデミックの中で迎えるクリスマスである。北半球の国ではまだコロナ感染者が増加の一途を辿っている。 日本では一日の感染者が3000人にまで増えた。国の経済は大きな打撃を受け、就職難…

イエスの「政治団体」(耶稣的“政治团体”)

多くのクリスチャンは政治問題に興味を示している。政治は私たちの民生と関わっているからであろう。アメリカの大統領選挙はまだ完全に終わったとはいえない。不正投票の問題がまだ調査中であり、連邦裁判所に告訴している。どうか、この選挙で神の義が現れ…

ギリシャ哲学化した神学の問題(希腊化神学的问题)

二次世界大戦で、ドイツナチスによって実施されたホロコーストは数百万人のユダヤ人が殺されたと言われている。それは政治的、国家主義的な要因以外に、神学のギリシャ哲学の影響によるものだとはあまり知られていない。多くの教科書でも、キリスト教の神学…

今年のアドベント(今年的待降节)

今日から今年のアドベントに入ります。アドベントはクリスマス主日4週前の日曜日から始まる。教会の伝統では、会堂で四つのろうそくを毎週一本ずつ灯す。ろうそくの光は世の光を表し、人のこころを照らす神の光を意味する。視覚的に、人のこころを徐々にキリ…

それぞれの性格(神赐人不同性格)

人は神によって造られ、それぞれ異なる性格が与えられた。双子でさえ異なる性格をもっている。どんな性格でも、良いところがあれば、欠点もある。 もし、私たちが人の異なる性格をもっていることを知り、互いに尊重すれば、人間関係においてトラブルを減らす…

クリスチャンとハロウィーン(基督徒与万圣节)

ハロウィーンは毎年10月31日に行われる、古代ケルト人が起源と考えられている祭のことである。もともとは悪魔やサウィンなどを崇拝し、生贄を捧げる宗教的な意味合いのある行事であった。本当のハロウィーンは11月1日であり、10月の最後の日は「前夜」である…

牧場は神学をする場所(牧场是做神学的地方)

「神学をする」という言葉を見るだけで、遠のく人がいるかもしれない。「神学」は神学者と牧師が研究する分野だと認識している人が多いのではないか。しかし、クリスチャンならだれでも「神学をする」。神学をするという意味は、毎日の生活の中で、あらゆる…

福音と政権(福音与政权)

今年世界で最も注目されているのは、コロナだと思う。しかし、10月に入っては世界的に注目するもう一つのテーマがある。それは、アメリカの大統領選挙である。アメリカのほとんどの大統領がクリスチャンだと自称し,福音派の人数もかなりあるので、大統領選…

教会堂と教会 (教堂与教会)

アヤソフィア聖堂 トルコのイスタンブールには「アギア・ソフィア大聖堂」という建築物がある。この大聖堂は紀元360年に東ローマ帝国が建てた、ビザンティン時代の代表的な建築でもある。「ソフィア」の意味は神の智慧であり、キリストを指している。この聖…

政治神学

モルトマン 「政治神学」という言葉はあまり馴染みがないかもしれない。教会で、神学と政治があまり相いれない印象がある。 モルトマンの著書『世俗の中の神』という本は私たちにこの主題について多くの示唆を与えてくれる。「政治神学」という部分で、神学…

学ぶ機会が与えられて(深造的机会)

2009年神学校を卒業し、牧会の現場に入ってからすでに10年が過ぎた。三年間神学校での学びは神学の訓練だけではなく、たくさんの素晴らしい先生と友人と出会い、日本での宣教と牧会に大きな祝福となった。しかし、10年が過ぎた時期、池袋に開拓を始…

ポストコロナ(疫情过后)

新型コロナは私たちの生活を変えている。個人だけではなく、企業、社会を変えているように思われる。全世界がコロナによって変えられていく姿は恐らくこの世代の人は二度みることができないと思う。 日本の多くの企業は在宅勤務にシフトする動きがあり、その…

もう一度主日メッセージを聞く(重复听主日证道信息)

クリスチャンの中では、ある錯覚がある。それは、聖書をたくさん知れば、霊的な人となると。霊的のいのちはその人が知っている聖書知識と必ずしも比例するわけではない。これは、みことばの力がないということではない。知識は人が学べば習得できるが、霊性…

一人でいることと交わりの中にいること (独处与交通)

ボンヘッファーは『交わり』という本を書いた。著者はまずクリスチャンの交わりについてこう語る「交わりは人の理想や経験からできたのではなく、キリストの故である。兄弟と呼び合うということは私たちの交わりはキリストから与えられたのであり、キリスト…