新型コロナと経済(疫情与经济)

　肉眼では見えないウィルスが人のいのちに脅威を与え、世界の経済にも大きな打撃を与えている。グローバルな世界経済になった今日において、一国の経済不況はもはや対岸の火事ではなくなった。新型コロナの影響で各国が社会活動を自粛もしくはロックダウンしている中で、経済活動が制限され、個人消費が落ち、収入が減るだけではなく、国の税収も減るのは必至だ。こういう不況の中で、世界各国が経済対策を打ち出している。アメリカは300兆円規模の経済対策予算を発表し、日本でも108兆円規模の経済対策予算案を可決された。これらの金額は前例のない規模だ。

　遅かれ早かれ、新型コロナは終息し、もとの生活と経済活動に戻るだろう。でも、だれも再び経済不況がやってこない保証はない。オイルショック、リーマンショック、コロナショック、次はどういう「ショック」がやってくるだろうか。私は経済学者ではないので、具体的なアドバイスはできない。しかし、聖書からクリスチャンとしてどう経済不況に備えるかを考えたい。

　まず、私たちは消費観について改める必要があると思う。人が生きている限りでは消費が発生する。衣食住の消費に娯楽、投資などの消費をも加えることがある。でも、この社会は人に絶えず、もっと性能のいいもの、ハイテクなものを提供し、人の欲望を刺激している。聖書では「しかし、満ち足りる心を伴う敬虔こそが、大きな利益を得る道です。私たちは、何もこの世に持って来なかったし、また、何かを持って出ることもできません。衣食があれば、それで満足すべきです。」（テモテへの手紙第一 6章 6〜8節）と書かれている通りに、満足するこころは物欲に対して一番効果のある対策である。

　私はローンを組んで買い物をすることをあまり勧めない。住宅ローンを組むことはあるかもしれないが、自分の毎月の給料の1/3を超えてのローン返済は万が一の時に生活に圧迫を与えかねない。買い物のときに、できるだけローンを避け、必要なものと値段で買い物をする習慣をつけることが大事だと思う。普段から素朴な生活を送ることにより、たとえ経済不況が再びやってきてもそれほど苦しくはならないと思う。

　次は、貯蓄をすること。クリスチャンも貯蓄をすべき。貯蓄をするから神に対して信仰のないものになるのではなく、貯蓄と関係なく父なる神に信頼するのはいつでも変わらない真理である。ある程度の貯蓄を備えることによって、危機対策もできるし、困っている人を助けることもできる。

　新型コロナによって社会と生活の様々なところが変化している。クリスチャンとしても金銭観と消費観において、もっと聖書的に変えられていくことを願う。

  肉眼看不见的病毒不仅对人的生命带来威胁，而且对全世界的经济带来了严重的打击。全球化的今日，一国的经济已不再是“自己”的事。疫情蔓延下，全世界都采取不同程度的限制社会活动的措施。这种措施让经济活动萎缩，消费能力下降，不仅个人的收入减少，国家的税收也随之减少。最近，美国发布经济政策，向社会提供等于300兆日币的资金，确保中小企业的生存和失业人员的生活。日本也拿出108兆日币作为疫情期间的经济对策。

  疫情会过去，人们也会恢复到从前的生活，但有谁能保证以后就没有经济危机呢？不管它是再次因病毒引起的还是自然灾害引起的，对于基督徒应当如何面对这些突如其来的经济危机？我不是经济专家，无法从专业的经济学角度给出一个前瞻性的具体建议。不过，我们可以根据圣经的教导来做一些改变和准备。

  首先，我们应当对消费的态度上做出改变。人活着需要消费。从吃喝穿住，到娱乐、投资等都是消费。不过，我们的这个社会使用各种手段刺激人消费，不断提供更方便，更先进，更美观的产品来刺激消费者，使人不断购买新产品。甚至不惜让人借款来满足自己的物质欲望。圣经说，“然而，敬虔加上知足的心便是大利了； 因为我们没有带什么到世上来，也不能带什么去。 只要有衣有食，就当知足。”（提摩太前书 6:6-8 ）有一个知足的心是扼制购买欲的最佳良药。

  我并不赞同用贷款买东西。即使有房贷，每月还款也不应该超过平均月收入的1/3，如果超过了，一旦遇到经济危机必定会带来生活压力。在其他的购物上，也尽量避免贷款。更多在主里面知足，对物质的追求必定会减少，可以过一个简谱的生活。如果，平时过着比较简谱的生活，即使遇到经济危机，对生活的影响也不会巨大。

  其次，预备一些储蓄，作为危机之用。我们不是靠着存款的多少来买平安，不管我们有多少存款，我们将来的需要都是靠着天父的供应。有存款并不是对神没有信心，基督徒可以积蓄一些存款。这样可以应对紧急状况，还能帮助有需要的人。

  这场疫情将对很多方面带来改变。希望对我们也带来积极意义上的改变。特别是让我们的金钱观和消费观越加符合圣经的价值观。