HUKUROU書斎 Piaoriyongの日常

池袋で牧師をやっています。クリスチャンとして、牧師として日常を綴る

福音と政権(福音与政权)

ケネディ対ニクソンから60年 アメリカ大統領選討論会の軌跡 | ワールド | 最新記事 | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト

 今年世界で最も注目されているのは、コロナだと思う。しかし、10月に入っては世界的に注目するもう一つのテーマがある。それは、アメリカの大統領選挙である。アメリカのほとんどの大統領がクリスチャンだと自称し,福音派の人数もかなりあるので、大統領選では無視できない勢力であろう。ある大統領は福音派のクリスチャンたちの支持を得るために、キリスト教倫理を反映する法令を作ったりする。ある人は宗教の政治利用だと批判している。キリスト教も政治を利用して、自分たちの社会への影響力を強めようとしている。

 このテーマに関しては、このコラムでは説明しきれない。しかし、アメリカのキリスト教は明らかに社会での影響力が低下している。教会はこの局面を変えようと、政治寄りにする動きがあり、政治家もこのような勢力を利用する格好になっている。例えば、トランプ大統領が教会の前で聖書をもって自分はキリスト教を支持しているとアピールした。大統領がキリスト教を支持するからといって、アメリカ社会にキリスト教の影響力が強まったとは言えない。却って、キリスト教の衰退の象徴とも捉える。Volfという神学者が書いた『公共の神学』という本で、このように述べている。「アメリカのクリスチャンは自由で豊かな生活を送っているが、自分のかつての影響力を取り戻したく、政治権利を通してその主導権を握ろうとする」。

 初代教会では何の権力も頼りにならなかったが、福音の力によってローマ帝国を覆した。福音と政権はどっちも力である。福音はキリストと十字架の力であり、死からよみがえられた力である。福音を通して、信じる者は救われ、生き方が変えられ、社会を変えることができる。政治家、芸能人などに頼るのではなく、福音を生きることがアメリカだけではなく、日本でも社会に影響力を与える唯一の道である。

 

 

 

  今年世界上最关注话题应该是疫情了。不过进入10月份还有一件事被世人瞩目。那就是美国的总统选举。美国作为基督教国家,我所知道的大部分总统都自称是基督徒,福音派的人口也不占少数。这导致总统候选人不能忽视福音派基督徒的票数。有些总统颁布合乎基督徒伦理标准的法律,巩固他们的票数。在美国,政治与宗教是不可分割的。因此,不少人指出政治想利用宗教达成其目的,基督徒也想利用政治保持对社会的影响力。

  关于这个主题不是一个专栏就能说明得清楚。美国基督教的影响力逐渐衰弱,多元主义支配着社会的各个领域,基督教为了挽回这种“失落”,有一些群体想使用政权的力量。政治家也利用这些群体巩固自身的政治地位。如,特朗普总统手捧着圣经,表示自己是基督徒。我不觉得这会带来基督教在美国社会中的影响,反而照出衰退的现象。沃弗写的“公共的信仰”一书里提到,“美国基督徒生活在自由富裕中而惋惜日渐凋零的影响力,图谋透过取得政治权利来夺回主导的地位”。

  第一世纪的教会在没有任何国家政权可依靠的环境中,是靠着福音的能力来颠覆了强大的罗马帝国。福音和政权都是一种力量。福音是耶稣基督死而复活的力量。借着福音能救一切相信的人,改变他们的生命、行为,影响社会,改变社会。如果教会不信靠福音、活出福音,关爱那些社会的边缘人群,基督教的影响力将越来越衰退。

  我们在日本也是如此。基督教的影响力不能靠政治家,也不能靠电影明星,而是在于基督徒对福音的确信和信靠的生活。