福音は政治に希望を与える（福音带给政治希望）

　アメリカ大統領選挙は多くの疑惑を残したまま終わった。多くの人々はこの結果を受け入れ難いかもしれない。

　クリスチャンがもっと関心を寄せるのはキリスト教がアメリカで影響力が衰退し、公共分野で排除されるのではないかと思う。この心配は必然起きると私は思う。実は、この現象は17世紀ヨーロッパで世俗政権の誕生から始まった。キリスト教が政治から分離され、クリスチャンによる政治への関心が薄れていく。また、国の政治は福音信仰から離れることによって政策だけでは社会の根本的な問題の解決ができなくなっている。

　ただ政治の力によって、聖書的な価値観に基づいた制度を作ることはできない。政治問題は人の「こころ」の問題だと思う。いくら聖書的な価値観に基づいて政策を作ったとしても、それを理解し、納得する人の「こころ」がなければ、実行は不可能である。人のこころは福音によってしか変えることができないし。国が福音から離れれば離れるほど、政治の合理性は失い、社会問題の解決策もみえなくなる。クリスチャンの政治任務は、政治に関心を寄せるだけではなく、まず自分が福音に生きること、周りの人々に影響を与えるクリスチャンになり、福音を伝えることによって、神の民という世と異なる「政治の群れ」を作ることだと思う。

　世界にとっての真の希望は教会にあり、教会の中には福音がある。福音こそ政治に希望を与えることができる。

  美国大选虽然告一段落，却留下许多悬疑。这次的大选很难说是公正、公平。不管基督徒还是非基督徒，从人的良知来说很难接受这次大选的结果。

  基督徒更关心的是基督教在美国影响力的下滑，违背圣经伦理政策的合法化。担心基督教在美国以及世界的世俗领域中被排挤出去。我觉得这种趋势是必然的。只不过这次的美国大选使这些问题浮上水面，更显著化而已。其实早在17世纪随着欧洲世俗政府的出现，这种趋势已经开始了。基督教开始与政治保持距离，基督徒的信仰渐渐离开了对政治的关心和参与，但是信仰和政治本来就不可分割的。政治离开了福音就进入“死胡同”，看不到解决错综复杂的社会问题的根本方法。

  只是靠政治力量实现合乎圣经的社会体制和伦理道德是不可能的。因为政治问题是“人心”问题，不能撇开“人的罪”而只考虑具体政策。因为不管我们提倡多么符合圣经真理的政策，罪人是无法理解、无法接受，也就无法成为社会公共道德基准，合理的体制也就成为“梦想”。既然政治问题是关系到“人心”问题，只由福音才能改变人心，只有神的道才能更新人心。如果我们的社会越远离福音，国家的政治越看不到合理性，永远在问题中打转。因此，基督徒的政治任务除了关心政治以外，就是活出福音真理，成为影响周围人的基督徒，并传扬福音，借着福音扩大不同于世俗的“政治群体”，也就是神国的子民。

只有教会才能带给世界真希望，因为教会中有福音，福音能带给政治希望。